軽井沢で開かれた谷口由美子・特別顧問の講演会・サイン会に行ってきました
27日、軽井沢の書店エホンゴホン堂さんで、谷口由美子・若草物語クラブ特別顧問による講演会・サイン会が開かれました。
色づいた紅葉の樹々に囲まれた木造のエホンゴホン堂さん。扉を開けると本好きにはたまらないおとぎの国のような空間でした。 まず目に飛び込んできたのは、開催中の『若草物語』の作者ルイザ・メイ・オルコットの世界ミニフェア&パネル展の大変おしゃれな展示物。 靴を脱いで店内奥へと進むと、かわいい教室のようなお部屋にさまざまなジャンルの書籍が取り揃えられています。
そして、廊下と一体になった一番大きなスペースでテーブルを囲み、講演会”ルイザ・メイ・オルコットの忘れえぬヨーロッパの旅”が始まりました。
谷口特別顧問は、新刊『「若草物語」のルイザのヨーロッパ旅物語』(悠書館)を中心に、ご自身が出がけられた『若草物語』の各シリーズや、昨年出版された『ロッタの夢 オルコット一家に出会った少女』(ノーマ・ジョンストン著、岩波文庫)、このほか『若草物語: ルイザ・メイ・オルコットの世界』 (求龍堂)、『病院のスケッチ』(篠崎書林)など過去に手掛けられた作品にも触れながら、ルイザの足跡を生き生きと語ってくださいました。 谷口特別顧問から語られる、たっぷりのユーモアと時にはピリッとシニカルさを感じさせるルイザの言葉やふるまいに、会場にはたびたび笑い声もこぼれました。
講演会とサイン会の後は、温められた部屋で、コーヒーと美味しいクッキーをいただきながらのお茶会の時間を楽しみました。 窓から時折はらはらと散る落ち葉の風情もたっぷりの会場で、とても贅沢なルイザを想う時間を堪能しました。
講演会・サイン会は終了しましたが、若草物語クラブ後援・協力の『若草物語』の作者ルイザ・メイ・オルコットの世界ミニフェア&パネル展は12月2日まで開催中です。 これまで、詳しく披露されることがなかった、『若草物語』に大きな影響を与えたルイザのヨーロッパの2度の旅行。 展示を通し、今なお色褪せることのない、19世紀を生きたルイザのメッセージを何か感じていただければ幸いです。 ぜひお立ち寄りください。
主催:エホンゴホン堂(〒389-0111長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉2450-2、TEL.0267-31-5183)
協力:悠書館・講談社・岩波書店・若草物語クラブ
後援・パネル特別協力:若草物語クラブ&ルイザ・メイ・オルコットのオーチャード・ハウスミュージアム