米国マサチューセッツ州コンコード。

そこに名作『若草物語(原題:Little Women)』の作者ルイザ・メイ・オルコットが暮らし、作品を執筆した家「ルイザ・メイ・オルコットのオーチャード・ハウスミュージアム:Louisa May Alcott’s Orchard House」があります。

裕福な暮らしに憧れを持つ、家庭的で美しい長女メグ。

ピアノが大好き。内気で病弱ながら、優しく献身的な三女ベス。

おしゃまで社交的、絵の才能に恵まれた四女エイミー。

そして作家の夢を追いかけながら生計を支えようと奮闘する次女ジョー。

そんな四姉妹を主人公としたマーチ家と、マーチ家を取り巻く人々が織り成す『若草物語』は、作者ルイザとその家族オルコット家と、親交があった人たちをモデルに描かれました。

『若草物語』やオルコット家のことをもっと知りたい!いつかオーチャード・ハウスミュージアムに行ってみたい!『若草物語』の展覧会を開きたい!等々、沢山の夢を持ったメンバーが集まり、若草物語クラブ(Wakakusa Monogatari (Little Women) Club of Japan )は、オーチャード・ハウスミュージアムが初めて海外で公認した愛読者団体として発足しました。

2階の自室で執筆中のルイザ・メイ・オルコット

“ Hope, and Keep busy. ”

ルイザは、母アビゲイルが家族に掛け続けたこの言葉を生涯大切にしていました。

若草物語クラブも、オルコット家の奉仕、思いやりの心を受け継ぎ、会員それぞれの願い(Hope)を実現するために、皆さまと協力し、工夫を凝らしながら、いろんなことに取り組んでいけるような活動に努めたい(keep busy)と思っています。

若草物語クラブに参加を考えてくださる方へ、お願いが1つあります。

それは、『若草物語』誕生(1868年)から150年以上経った名作の歴史を次世代に伝えていくため、オーチャード・ハウスミュージアムの維持・存続への支援のご理解です。皆さまから集めた会費の一部はオーチャード・ハウスミュージアムの寄付に充てられます。

『若草物語』四姉妹の成長の物語は決して平坦なものではありませんでした。

しかし、時に悩み、苦しみながら、自分の人生を受け容れて前へ進んでいく彼女たちの姿は、きっとあなた自身の「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」とも重なることでしょう。

若草物語クラブが、皆様にとって、新しい学びや楽しみを見つけ、「自分の物語」を紡いでいく場となりますように。

参加をお待ちしています。